サービス業は、サービスを提供してその対価として料金を受け取るのが一般的な流れです。
サービス業と言っても多種多様な事業があります。経理の仕事のポイントは「サービスを提供した時点で売上を計上すること」ですが、学習塾など前払いのケースもあるため、注意が必要です。
形のない取引の経理業務
サービス業では、サービスという具体的な対象物がない中で取引が行われます。このようなサービスを「役務」と言います。
通常、物品を販売する場合、売上は商品が取引先に引き渡された時点で計上されますが、サービス業ではサービスを提供した瞬間に役務収益を計上します。学習塾などが前払いで代金を受け取っている場合、お金を受け取った時点では前受金として処理し、進捗度に応じて役務収益を計上します。
サービス業とは
飲食サービス業・・・レストランなどの飲食を提供するサービス
専門サービス業・・・税理士事務所などの士業や芸術家などの専門家が提供するサービス
教育サービス業・・・学習塾やピアノや習字などの学習に係るサービス
生活関連サービス業・・・美容室や冠婚葬祭など生活に関連したサービス
娯楽業・・・映画館、テーマパークなどのレジャーに関する施設などで娯楽を提供するサービス
複合サービス業・・・郵便局や介護事業などの複数のサービスを提供
などがあります。
サービス業の原価について
商品はサービスなど目に見えないものが含まれ、それがサービス業となります。一般的には在庫がなく、仕入れや原価がないように思われますが、サービスを提供するために直接かかった費用が原価に該当します。サービス業において、原価に該当する費用は主に外注費が挙げられます。
サービス業の経理処理
☆業種に関係なく経理に求められる仕事
・入出金を帳簿や会計ソフトに記録
・売上・仕入れの管理
・売掛金など債権の管理・催促
・従業員の立替経費精算
・給与計算および支払い
・各種代金や税金の管理・支払い
・決算書作成業務
経理では、日々の入出金の記録や売上・仕入れの管理など、お金に関するさまざまな業務を行います。これらの業務は、どの業種の組織でもほぼ必ず発生する内容です。そのため、経理の代表的な仕事内容と言えるでしょう。建設業や不動産業と異なり、比較的一般的な勘定科目がよく使用されます。
サービス業の経理処理に不安を感じたら
サービス業はサービスを提供した時点が売上計上になります。
経理処理に不安がある方は、是非、MRYの経理代行にご相談ください!!