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2022-06-01

①経費の範囲ってなんでしょうか?

経費って何…?

領収証などを社長からもらってこれは経費になるのか?と悩んだことが一度はあると思います。経理代行業をしていると皆さんどうされていますか?と経理代行のお客様から聞かれることがあります。社長から見て会社が支出しているものは支出=全額経費になる。そうであれば良いのですが、なかなかそうもいきません。経理代行をおこなっている私達も悩むことがあります。

基本的な経費とは?

認められる経費・認められない経費の考え方及び事例を経理代行からみた角度から考えてみたいと思います。話が長くなってしまうので、2回に分けて記事を書いてみたいと思います。

経費にならないと思いそうで経費となるもの。
経費になると思ったが経費とならないもの。

今回は第1回となる経費になるものについて記載します。

経費計上の心得

「経費」とは何なのか?
経費とは、事業を行う上で必要な支出となり、収入から利益を減らすことができるものです。
ここで気になるのは、「経費になる、ならない」の判断です。国税庁は経費の範囲を「収入を得るために直接必要な売上原価や販売費、管理費その他費用」と規定しています。
ただし具体的な科目・事例には触れられていません。
具体的な判断の記載がないので、経費か否かの判断は会社となります。この判断がとても悩ましいです。

では、実務上はどのようなものが経費になり、どのようなものが経費にならないのか?
今回は経理代行からみて疑問を抱く経費の範囲についてまとめてみました。

経費にならないと思いそうで経費となるもの。
まず、「事業に関係ある」ものであれば経費計上が大前提としてあります。
利益貢献に対する影響が直接的ではないものの、その支出が「事業として利益貢献を目的としたもの」であり、そして「それを明確にできるもの」であれば経費として認められるものです。
具体的に事業との関連性についてみてみましょう。

1. 旅行に関するもの

研修や市場調査といった目的で根拠付があれば事業に関係があると認められるので経費計上が可能です。

2. 飲食代

飲み屋の飲食代について、市場調査や事業に関係のある人との接待であることを前提に経費計上が可能です。

3. 慶弔費

結婚式のご祝儀や取引先へのお見舞い金等、事業として関係構築のための支出であれば経費計上が可能です。

4. 被服費

モデルやスポーツ選手など、服装などの外見に関するイメージが売上に影響を与える業種も多くあります。この場合、洋服代や美容費用になど経費計上が可能です。

5. 家賃や水道光熱費

コロナ禍で自宅にて仕事することも多い方も増えていると思います。事業での使用割合を算出し、一部の経費計上が可能です(給与計算時にて計上する場合もあります)。

 

いかがでしたでしょうか。

経費にならなさそうで経費になるものもあるんだと思うものはありましたでしょうか?
当社では一般向けのお客様へ経理代行をおこなっている会社です。経理代行ってなかなかイメージが湧きくいものとなりますが、一般的な経理をアウトソーシングしているのが経理代行となります。

従業員がいなくなったため経理代行を依頼される方、社長自らが経理をやっていたが、事業拡大のため経理代行を依頼される方など経理代行に経理を依頼される理由は様々です。

地元横浜だけではなく、全国対応可能な経理代行業を営んでおります。税理士事務所を変えなくても経理代行単体でご依頼される方も多いです。是非一度経理代行というものを知っていただければ幸いです。

次回は経理代行からみた経費になると思ったものの経費にならないものを書きたいと思います。読んでいただきありがとうございました。

 

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