経費になると思ったが、経費とならないもの。
前回の記事では経費にならなさそうで経費になるものを経理代行業からからみた観点を基に主に記載しました。今回は前回と違い、経費になると思ったが、経費とならないものを中心に記載したいと思います。ご存じの方も多いかもしれませんが、経理代行をしていると経理の内容を周りの方に相談できない方も意外と多いものです。
基本的なことになるかもしれませんが記載しております。
「経費になると思ったが経費とならない」ものの例をみてみましょう。
1. 利益が出た際の税金・交通違反の反則金
決算において計算した利益が出た税金の大半は経費になりません。事業税のみが経費となります。
また、交通違反による反則金など罰金も経費とはなりません。
2. 借入金の返済による元金部分
借入金の返済については、借りたお金を返しているだけです。元金については経費になりません。ただし借入金と一緒に支払う支払利息については経費となります。
3. 敷金や差入保証金などの保証金
預けているまたは返却するだけのものついては経費とはなりません。
4. 経営者家族の教育費
経営者家族の教育費については、事業とは関係がないため経費となりません。
経費計上しようか悩んだ時には
事業を営む上で発生した経費であっても、その経費が事業に関係するかどうかが重要です。
すなわち、事業に関係するというのを明確に立証出来ない場合、経費として認められません。ただ領収証だけあればいいわけではありません。
会社の資金を使ったにも関わらず、税金計算上経費として認められない場合、想定よりも利益が大きくなるため、想定外の税金がかかります。
儲けを正しく計算するには、きちんと背景を確認し事業に関するものを検討した上で計上しましょう。
発生した支出のうち経費であることを明示する資料をきちんと用意して積み重ねることが大事です。
当社は横浜にて経理代行をおこなっている経理代行業です。経理代行って何だろう？経理代行にできることは？経理代行に頼むと何かいいことがありますか？経理を始めるにはどうしたら良いのか…。経理代行自体が馴染みのある言葉ではありませんが、少しでも経理代行というものを知っていただければ幸いです。経理代行は横浜だけではなく全国対応となっております。
