総務や人事労務が知っておきたい年末調整
総務や人事労務を扱う部署は年末にかけて従業員へ年末調整の書類を配布します。
社会人1年生には初めての年末調整の方もいるかと思います。
書類を見てもサッパリ???不足書類や記入漏れもあるのではないでしょうか。
従業員からどうやって書くの?と聞かれた際にスムーズに答えられるよう経理代行と一緒に考えてみましょう。
年末調整の配布
企業にとっては、決算に続く年末の一大イベント!!
毎年11月~12月ごろになると、従業員の方々に年末調整の案内の配布が始まります。
年末調整も近年では紙の提出ではなくパソコンや携帯での入力も多くなってきています。
国税庁のホームページからも年末調整の無料ソフトを入手することが可能になっていて利用されている企業も
多いのではないでしょうか。
書き方ってちょっと複雑
従業員に書き方が分からないと聞かれたり、回収してもどこが記入漏れなのかよくわからないなんてことも
1年に1度のこと保険会社からの控除証明書も会社によって証明書もまちまちです。
年金保険と書いてあっても、個人年金ではなかったり、旧生命保険なのか、新生命保険なのか介護保険なのか、
損害保険も長期なのか短期なのか一見よくわからない証明書もあります。
電子化することにより 証明書類が自動入力されるので記入漏れや入力間違いを防ぐことができますが、パソコンやスマホに慣れている人は良いけれど、操作するのはちょっと・・・と敬遠してしまう方も結構多いのではないでしょうか。
扶養家族についても年末の時点では配偶者の所得金額は見積り金額になります。
収入金額ではなく所得金額になるので注意が必要です。
それによって扶養家族になるのか?配偶者特別控除になるのかにも注意が必要です。
また、大学生などのお子さんで特定扶養かと思っていたのに、思ったよりもアルバイト代をもらっていて扶養から外れてしまうなんてケースもあるので、親子のコミュニケーションも取れていないと結構な税負担になりかねません。
寡婦やひとり親、障碍者控除に特別障碍者控除、老人扶養に同居老親と似たような名前で微妙に違う控除額・・・・
きちんと理解をして漏れがないように年末調整の手続きを正しく行うことで私たちが1年間で払いすぎていた所得税を還付してもらうことが可能です。
確定申告が必要な人も
サラリーマンで確定申告が必要な人は、給与の収入が2,000万円を超える人や年の途中で退職した人などは、年末調整は行われていないので自身で確定申告をしなければなりません。
また2か所以上から給与を受けている方、家賃収入やその他の所得が20万円を超える方や
住宅ローン1年目や医療費控除がある方、寄付金控除などがある方は確定申告が必要です。
年末調整はどこにお願いしたら良い?
MRYメソッドの経理代行では、年末調整の業務は受けておりません税理士の独占業務に該当します。年末調整をご希望の方は、提携の税理士を紹介させていただきます。
詳しくは、ホームページよりお問い合わせください。