今回は仕事内容を知っていただきたいと思っています。
財務と経理の違いってなに?
「財務」や「経理」と聞くと、お金の計算や資産の管理といったイメージをされる方もいらっしゃるかと思います。しかし、具体的にはどのような仕事なのかご存じでない方も多いはずだと思います。
今回は経理代行をやっている企業からみた財務や経理について書いていきたいと思います。
なぜ経理代行と呼ばれる仕事があるのか、経理代行って言葉は聞いたことがあるけれども実際経理代行をやっている方を取り入れている企業もしらない方もいらっしゃると思いますので、是非今回の記事を参考にしていただければと思います。
今回は、「財務」「経理」「会計」の違いだけではなく、具体的な仕事内容についても考えてみましょう。向いている人や必要なスキルも紹介したいと思いますので参考にしてみてください。
【目 次】
●財務と経理と会計の違い
●財務とは
●経理とは
●会計とは
●財務・会計・経理の仕事に向いている方はどんな方?
●適任の人材を雇い入れる難しさ
●まとめ
財務と経理と会計の違い
財務、経理、会計はみんな同じに思うかもしれませんが、仕事内容が異なります。財務は会社が使うお金の管理をしています。一方、経理・会計は現在のお金の流れを管理しています。経理は「経営管理」という言葉を省略したものであり、会計の一部の業務を担当し仕事をしています。
上記のイメージをしながら、それぞれの具体的な仕事内容を考えてみましょう。
財務とは
財務の仕事は、主に会社に必要な資金調達に携わる仕事です。経理や会計が作成した決算書などから資金計画を作成し、銀行との融資に関する交渉や社債発行など資金繰りを行います。企業全般的な予算管理に関する仕事も財務の仕事となります。
財務部門がきちんと業務を行うことによって資金の確保が円滑に進むことができ、将来的に会社経営がスムーズにおこなうことができます。大企業では最高財務責任者をおく場合もあるのですが、一般的な中小企業では社長や経理が兼務しておこなっていることも多いです。
財務の仕事をする上でのおすすめ資格
財務の仕事をする上での資格を紹介したいと思います。
公認会計士
公認会計士には独占業務として、財務関連の作成書類が適切かを監査する仕事があります。会計に関する資格の中では最難関ともいえるものです。財務だけでなく、コンサルティングをしてみたい方には知識が深く身につけられる資格となります。
税理士
税務や会計の専門家として活躍できる資格となります。難関資格ですが、会計だけではなく、税金に関する知識を積むことができ、キャリアアップにはとても有効な資格となります。税理士がもつ財務分析力に関しては、多くの企業で重宝されます。
経理とは
経理の仕事は会計業務の一部となり、お金の流れを把握・管理を日々おこないます。帳簿作成、伝票起票、入出金の管理などがメイン業務となります。請求書の作成や支払業務、損益計算書やキャッシュフロー計算書の作成も行います。決算期には会社の経営成績及び財政状態をまとめた財務諸表の作成も行います。
経理の仕事をする上でのおすすめ資格
経理の仕事をする上での資格を紹介したいと思います。
日商簿記検定
経理には簿記の知識が必要となってきます。簿記は毎日行われる取引に関して内容を把握していないとなかなか記録することも難しいかと思います。日々の記帳から役立つ資格となります。日商簿記検定は4級から1級まで幅が広いものとなります。一般的に履歴書に記載できるのは2級となります。
経理は経営に近い業務を担当することになるため、経営者や幹部と接する場合も多いです。管理職に近づくほど事務処理だけでなく、マネジメントや経営に関する分析力が培われます。
会計とは
会計の仕事は、日々の売上記録や仕入記録といわれる資金管理を行います。経理は会計業務の一部を担っています。
貸借対照表や損益計算書を作るときに必要な会計帳簿の作成も会計の仕事となります。会計帳簿の内容を把握し、企業の経営状況を説明できる状態にしておくことは、企業にとって重要な業務になります。会計業務は大別すると「財務会計」と「管理会計」の2つがあります。
財務会計
財務会計は企業外部者に事業活動を財務内容の報告することを目的としています。消費者や仕入先、株主など、企業と利害関係のある関係者を総称してステークホルダーと呼びます。このステークホルダーの利害調節に必要なのが財務会計となります。財務会計は企業の活動内容を財務諸表として作成し、有価証券報告やIR情報などで報告します。また、分配可能利益の割合などを調整することも重要な役目の一つとなります。
管理会計
管理会計は、企業会計の一種で主として、会計情報を経営管理者の意思決定や組織内部の業績測定・業績評価に役立てることを目的としています。
財務・会計・経理の仕事に向いている方はどんな方?
財務や会計・経理の仕事内容は異なるため、向いている人も仕事内容によって違います。財務は会社経営にも関わる資金調達がメインの業務になるため、情報分析力や判断力、管理能力がある方が適任です。経済動向を見極めたり、資金をどう使うか判断したりするので、冷静さや慎重さのある人が向いていると思います。
会計や経理の仕事に向いているのは、几帳面な人や注意力のある人です。日々のお金の動きを管理するため、見落としがないように業務を進める能力が必要となります。1人で机に向かうだけではなく、部署内での連携が重要になる仕事です。コツコツと数字と向き合いことができ、協調性のある人は会計・経理の仕事は向いていると思います。
適任の人材を雇い入れる難しさ
財務や経理、会計の仕事を雇い入れすることは企業にとっても慎重な判断が必要となります。企業の財政状態や経営成績など会社にとって重要な内容を把握できる方を簡単に探すことは容易ではないのです。
まとめ
財務や経理、会計は、仕事内容や役割がそれぞれ異なり、やりがいも違ってきます。数字を合わせることの難しさ、締め切りに追われるプレッシャーがありますが、きちんと決算を終わらせたときや、精度の高い予算作成ができたときなどの達成感は格別です。
起業したばかりの頃は会社の営業活動を重点的に考えることが優先順位として高いため、経理に関することについては後回しとなります。
私たち経理代行は主に経理に関するアウトソーシングを行っております。経理代行に関して気になることがございましたら是非一度お問い合わせください。
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