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2022-01-09

事業を立ち上げた時に必要になる経理業務とは?

副業として始めた宅配サービス、スキルマーケットなどが軌道に乗り、会社を辞めて個人事業として始めてみよう。とコロナ禍に合わせて新しく始める方もいらっしゃるかと思います。実際個人事業として開業をした場合、どんなことをするのでしょうか? 今回は、事業立ち上げの際、経理業務として行うべきことについて、書かせていただきます。自分自身で経理をやる、従業員を雇入れする、経理代行というサービスを利用してみる。起業したばかりではそこまで経理に関するものが必要ではないことが多いのですが、規模が大きくなるにつれ、現場の数が増えていくにつれ…。色んな状況を踏まえて経理に関することを考えれられるタイミングが増えていくと思います。

税務署への提出をしよう

個人事業として開業する場合は、最初に所轄の税務署個人事業開業届を提出が必要

開業届とは、正式な名称を「個人事業の開業・廃業等届出書」といいます。個人として事業を始めたり廃業したりする際、その旨を所轄の税務署に届け出る際に提出する書類です。税務署への開業届を出して、初めて「個人事業」として成立するのです。開業届を税務署に提出すると、個人事業主として登録され、その後は毎年、確定申告の時期が近づくと、申告書類一式が郵送されます。開業届は所得税法で、事業開始から1ヵ月以内に提出しなければならないと定められています。

所得税の青色申告承認申請書を提出

「所得税の青色申告承認申請書」を提出することで、確定申告で青色申告が可能になります。

確定申告とは、毎年2月から3月に行われる所得税申告の手続きです。

昨年1年間に収入があった者は、所轄の税務署に申告し、その額に見合った税を支払うという形になるためです。

申告の方法には簡易的な帳簿による「白色申告」と、簡易簿記または複式簿記による「青色申告」に分かれています。

どちらを選ぶかは申告者の自由ですが、青色申告の場合、最大で65万円の「青色申告特別控除」を受けることができます。個人事業主なら事業所得に損失が出た場合、最長3年、赤字を繰り越して所得税額を差し引くことができたり、家族に支払った給与を経費計上できたりと、さまざまなメリットがあります。青色申告をするにあたって経理に伴う作業が発生しますが、その分控除を受けることができるので、売り上げを伸ばしていくのも大事ですが、青色申告をしていくにあたっての経理についても少し考えてみるのもいいのではないかと思います。

 

役所以外の手続きは何をするの?

事業用の通帳を一つ用意

最後に、開業届に記載した屋号(会社名のようなもの)を使って、銀行口座を開くことが可能です。

事業として使っている口座と生活用の口座を分けておくことで仕事関連のキャッシュの把握をするのに役立つと思います。

個人事業主として事業をしている方のなかには、「個人用」と「事業用」に銀行口座を分けていない方もいるようですが、ひとつの口座で個人用と事業用を共用してしまうと、どの出入金が仕事の出費なのか、チェックが大変です。お財布は今後を考えて分けて処理をした方がいいかと思います。それがのちのち確定申告の時期に。

また最近の金融機関については、通帳を作るにあたって税務署への届出書の控えが必要といわれることもあります。

開業に伴う費用などかかったものをきちんと整理しておく

年に一度確定申告の時期に慌てて過去の領収証など整理している方もいますが、開業当初にかかった費用は大きく金額が出ていっても実際は今年経費にならないもの、期間にて少しずつ経費になるものなどがあります。例えば配達用の車を購入した場合、金額が大きくなると今年購入した金額すべてが費用になるわけではなく、耐用年数の範囲内で少しずつ経費となるのです。起業したばかりだと経理にフォーカスするわけにもいかず、同業者への挨拶や新規顧客獲得の忙しさもあると思いますので、現実的にはなかなか時間を割くのは難しい方もいらっしゃいます。習慣づけはなかなか難しいかと思いますが、確定申告の時期になる頃には資料をきちんと揃えておくこと、不明確なものは解消しておくことが良いかと思います。

 

忙しい冬が来る前にやってみよう

出来ることからはじめよう

上記4つを事業立ち上げ時に行うべき最初の経理業務になります。

その後、開業に伴う動きで忙しくなるかと思いますが、個人事業主になると必要となる確定申告。日々の経理についてきちんと処理を行っておけば確定申告の時期に慌てることがありません。経理どうしよう…と開業した当時は何をどうしていいのか分からないことも多いかと思います。自分自身でやれること、経理を経理代行へ依頼できる範囲や小さな疑問がございましたら、是非お問い合わせください。

経理代行に依頼するものは、記帳代行だけではありません。経理の仕事の一部だけでも経理代行に依頼することは可能です。

経理代行って何をしてくれるのか、費用はどのくらいかかるのか?経理代行ってどんな会社がやっているの?経理代行なんて自分にはまだ早いかなあ…と思われることもあるかと思いますが、当社の経理代行サービスは会計事務所の経験が豊富なスタッフが対応しております。

開業当初はどこに相談したらいいのかさっぱりわからない。会計事務所と経理代行の違いも分からない方が多いのは当然のことです。小さなことから気軽にお答えできる立場でありたい。身近な経理代行として運営したいと思って日々活動しております。

尚、税金に関するご相談は税理士さん又は税務署へお問い合わせください。

MRYメソッドは経理専門に関するアウトソーシングをおこなっている経理代行会社です。

 

税理士事務所での職歴がある、経験豊富なスタッフによるサービスなので、 スムーズな業務移行が可能です。
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