コンプライアンスについて耳にすることもあるかと思います。コンプライアンスとは、法令遵守の事を意味します。企業にとってコンプライアンスを守っているつもりにも関わらず、客観的にはコンプライアンス違反になる。それはコンプライアンスの定義が以前は法令だけだったものが最近は定義が広く使われているのが一般的になってきているからです。倫理的・モラル的なものも含まれています。今回は経理代行から観たコンプライアンスについて書いてみたいと思います。
コンプライアンスとは?
コンプライアンスは直訳すると「法令遵守」です。法令だけでなく倫理や社会規範といったものも対象となります。一般企業からみたコンプライアンスとは、企業が法律や倫理観を守り活動をおこなうことです。「法令遵守?」と思う方も人もいるのではないかと思います。でも、難しい話ではありません。簡単にいうと「法律を守りましょう」「一般的に正しいと思われていることをしていくこと」になります。
会社を経営するにあたり法律がいくつもあります。「会社法」「金融商品取引法」「個人情報保護法」などたくさんあるのです。これらの法律をきちんと守ることです。「セクハラ」「パワハラ」などのハラスメントが行われないような環境づくりをし、社員が決まりを守り、働いていく環境を作っていくこともコンプライアンスのひとつです。
小さな会社にもコンプライアンスって必要なの?
コンプライアンスは会社の大小によって要らないものではありません。
近年、コンプライアンスをとても重要視されることになりました。その大きな要因は、社会全体の会社に対する監視の目が厳しくなってきた事によります。社員やアルバイトが起こした不祥事がネットやSNSを賑わし、ニュースになり、会社全体の社会的な信用が落ちることもあり得るのです。信用が落ちたことにより経営が危なくなる会社も現実としてあり得ます。
経理の仕事についてのコンプライアンスとは
経理の仕事をしている上で守らなければならないのは、会社の機密情報の漏洩が一番身近に感じられるものです。
経理はお金のやり取りから会社の内部情報をたくさん知ることができます。
取引先の事、会社の上司役員などが接待などで飲食をどこでいくら使っているか、従業員の給与の額面などいろいろな事を知る機会が多いのです。同じ社員同士の会話をうっかり飲み会の席などでしてしまうのもとても困るものです。本人からすれば内部のことなんて他の会社の人から見ても興味がないだろうと思って話をしていることが、大きな漏洩になることもあります。人の口に戸は建てられないので、一度広がると止めることはできません。
経理代行業など外部に依頼すると
社内に経理がいない場合、経理代行に経理を一部委託していることがあります。経理代行に依頼した場合を考えてみましょう。
経理代行に依頼をした時にアウトソーシングをすると外部に委託する形なのでご心配される方もいらっしゃるかと思います。
経理代行は経理の仕事をアウトソーシングするものです。記帳代行と呼ばれるものをはじめ、請求書発行、給与計算など経理を雇入れしているものと同じ仕事を外部に委託しているのが経理代行です。経理代行は中小企業などでいうと経理を雇入れするほどではないものの経理の作業を一部もしくは全部に委託しています。
経理代行は取引先に対して秘密保持契約を結ぶ形が一般的です。秘密保持契約とは、自社が持つ情報を委託された会社が外部に情報を漏らしたり、不正に利用をする事を防ぐために守秘義務を課する契約となります。
契約書は、作成や訂正に当事者双方の押印を必要とする点で、他の取引書類と比べて偽造がされにくいものとなります。さらに、取引内容を明確化・記録化することにより、担当者以外の者も取引内容をチェック可能となり、リスク回避をしたり、リスクを軽減する効果があるからです。企業同士の取引では、可能な限り契約書を作成するかどうか検討材料として入れるべきです。経理代行には会社の内容を知り得る機会が多いので、慎重に検討ください。
地元を始め全国対応の経理代行を目指しております。
MRYメソッドは主に小規模事業者向けの経理代行をおこなっております。会計事務所に長く勤務した経験から守秘義務の観点において心得ていると自信をもってサービスを提供しております。当社は横浜にて経理代行をおこなっておりますが、地元横浜だけではなく、全国対応型の経理代行を目指しております。経理代行って何だろう?経理代行ってどうやって探すの?会社に合わせた経理代行って何かないかなあ?など経理代行に関するご相談などがございましたら是非一度お問い合わせいただければ幸いです。