「経理代行って何をしてくれるのか？実際のところよくわからないんだけど」と聞かれることがあります。
改めて、経理代行について解説します。
経理代行とは
会社の経理の業務を外部で代行してもらうアウトソーシングサービスになります。
では、会社の経理の業務とはどんなものがあげられるのでしょうか？
記帳業務
日々の売上や仕入の金額、経費の支払いなどを帳簿に入力する作業になります。 申告書を作成する際や銀行から融資を受ける際に、スムーズに試算表を提出することができ、 会社の経営状況を常に把握することができます。
請求書発行業務
請求書には「締め請求」「都度請求」といった請求方法があります。 複数の取引で発生した請求をまとめて、通常1か月分を一括して取引先に郵送やメールで請求書を発行します。
売掛金・買掛金の管理
売掛金や買掛金には、会社ごとに支払期日が異なる場合があります。 請求に対して入金がきちんとされているか、支払不足や支払い忘れがないかを 取引先ごとに管理します。
支払、振込
請求書の確認と支払予定表の作成を行い、支払金額と振込先を確認した後に振込作業を行います。 従業員などへの給与の振り込みも行います。
給与計算
タイムカードの集計や社会保険料、源泉徴収税額の計算を行い、給料明細を作成し、郵送やメールで送付します。
経理代行をうまく活用する
個人事業主や中小企業などは、経理担当者がいないことも多く、社長や身内の方が経理を行う場合も少なくありません。 記帳業務を経理代行に頼むことで、記帳のミスの不安が軽減され、本業に集中することができます。 また、インボイス制度の導入により消費税の処理がより煩雑になってくるため、経理に不安を抱えている方は、経理代行を活用することをお勧めします。 すべての業務をアウトソーシングするのではなく、自社でどの部分が補えないのかを理解することで、 うまく活用することができます。
ご自身で記帳をされている方は注意が必要です！！
近年では、ご自身でクラウド会計を導入している方が多くいらっしゃるかと思います。 通帳やカード明細の同期、請求書の発行といったソフトの活用がうまくできているのは、ほんの一部の方のみです。 通帳の同期をしていても、売掛金や買掛金の消込がうまくできていなかったら、きちんとした帳簿は完成しません。
経理代行を探してみませんか
インボイスの導入などで帳簿付けに少しでも不安を感じているようでしたら、経理代行を探してみてはいかがでしょうか？スムーズに税理士事務所や銀行に試算表を提出することもでき、自社の経営状況もタイムリーに把握することが可能です。 自社できちんと経理を把握できる社員がいることが一番ですが、なかなか個人事業主や中小企業では実現が難しいのが現状です。 記帳代行を行っている税理士事務所もありますし、記帳代行や経理代行をプロに依頼することで、きちんとした経営を行うことができるのではないでしょうか。
