決算時、税理士さんに「期末の商品在庫はどのくらいありますか?」と聞かれると思います。
どうしてそんなことを聞くの?と疑問に思った事はありませんか。
経理代行が疑問についてお答えします。
棚卸とは?
棚卸とは材料、製品、商品など現物の数量と評価額を正確に確認して、期末にいくら残っているかを把握するものです。また、消耗品などの貯蔵品についても同様の扱いになります。
棚卸の時期は一般的には決算月の最終日の残高になります。
棚卸方法は「実地棚卸し」と「帳簿棚卸し」の2つの方法があります。
実地棚卸し…タグ方式やリスト方式で商品などの現物の数を確認する方法です。
タグ方式は商品の名前と数量を一つずつ確認して情報を記載した荷札を張り付けていく方法、リスト方式は棚卸資産を目視で数えながら在庫管理表などで比較チェックをする方法。
帳簿棚卸し…在庫の数を帳簿上で確認する方法です。仕入と売上(入庫と出庫)を逐一カウントし、現在の在庫数を把握します。
きちんと管理していれば在庫数は一致するはずですが、実際には在庫数と帳簿が合わないケースもあります。帳簿棚卸しはあくまで帳簿上で管理された数であり、入力ミス、入出庫の積載ミスなど人為的なミスが発生することもあるからです。そのため、帳簿棚卸しと併せて実施棚卸しという手順で行うことを経理代行ではおすすめしています。そして最終的には実地の数に基づき帳簿を訂正する必要があります。
棚卸資産の評価方法
棚卸資産の金額の算出方法はいくつか種類がありますので経理代行が評価方法についてお話します。
決算書上に計上される棚卸資産の金額は、在庫数×単価で算出されますが、この金額を算出する方法として「個別法」「先入先出法」「平均原価法」「売価還元法」などがありますこれを原価法とよび帳簿価格をもとに評価額を決定する方法です。
原価法で算出した帳簿価格と時価を比較して低い方を採用する方法を低価法と呼び、時価が下がった際に適用する方法です。
評価方法については原則的には税務署へ届出が必要ですが届出がない場合は「最終仕入原価法」が選択されます。
棚卸の目的
会社の資産を確定することにより会社の利益が正確に出てきます。
決算の数字に大きな影響がありますので、経理代行ではきちんとした棚卸をお願しています。
棚卸に不安を感じたら・・・
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